E531系案内サービスの問題点 |
E531系がデビューして1年と3ヶ月が経ちました。
また2ヶ月前には、水戸線での運用がスタートしました。
混雑緩和・乗り心地向上など、常磐線のサービスアップとなりました。
しかし、E531系の案内サービスには若干の問題点があると思います。
今回は、より一層のサービス向上を、利用者の視点から考えていきたいと思います。
《前面LEDの有効活用》
現在、E531系の前面LEDは 1234M 常 磐 線 という表示になっています。
(水戸線では、 1234M 常磐線直通 若しくは 1234M 水 戸 線 )
しかし、宇都宮線・高崎線など同一カラーで多方面に向かうのではなく、常磐・水戸線のみを走るE531系の利用者にとって「常磐線」という情報よりも「どこ行きの電車なのか」といった情報の方が重要ではないでしょうか。
(現に、常磐快速線(取手始発)は路線名を表示させていませんし、E501系でも行先のみの表示です。)
そこで、E531系前面LEDの路線表示部分に行き先を表示させる 1234M 高 萩 という形が利用者にとって分かりやすいのではないでしょうか?
側面LEDは車両一箇所で、ちょうど乗車位置にあるとは限りませんが、入線時に前面に行き先が表示されていることで、行き先の周知ができるでしょう。 |
《水戸線(小山)→常磐線(水戸・勝田)の案内》
8月から水戸線での運転が始まったE531系ですが、全運用が水戸線(小山)→常磐線(水戸・勝田)発着の列車となっています。
E531系の仕様上、水戸線発常磐線行の列車は 常磐線直通 という表示になります。
また、自動放送では「This is Joban line train for Mito.」という案内をします。
訳すと、「この電車は常磐線水戸行きの列車です。」となり、水戸線という言葉はどこかにいってしまっています。
従来の415系であれば、小山駅で勝田行きや水戸行きの列車を「常磐線直通の水戸行きです」という案内は、私の知る限りしていなかったと思います。
例えば、高崎線の上野発新前橋行きでは、「高崎・両毛線」という表示になります。
利用者にとって、「どこに直通するか」より、「どの路線を走るのか」という情報の方が重要度が高いのではないでしょうか。
ですので、アナウンスは「水戸線 水戸行き,Mito line train for Mito.」に,表示は 水戸・常磐線 水 戸 とすれば分かりやすくなるでしょう。
しかし、表示の変更は全編成でTIMSを使ってのダウンロード作業を行わなければいけなく、なかなか面倒なものだと思います。また対照表の貼り変えなどコストもかかります。
自動放送に関しては、パーツの組み換えですので、そこまで大変ではないと思います。
分かりやすい案内で、よりよいサービス提供への努力をしてほしいと思います。 |
2006/10/7
RG
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