TOP >> 常磐線の車両 > E531系



◎10両編成(K40*)
←上野 水戸→
1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車 9号車 10号車
クハ モハ モハ サハ サハ サハ モハ モハ サハ クハ
E530 E530 E531 E531 E531 E530 E530 E531 E531 E531
-0 -0 -1000 -2000 -2000 -2000 -2000 -2000 -0 -0
クロス クロス ロング ロング ロング ロング ロング ロング クロス クロス
便所 便所
※4・5号車(緑の枠)は、将来グリーン車に置き換え

◎5両編成(K45*)
←上野 水戸→
11号車 12号車 13号車 14号車 15号車
クハ モハ モハ サハ サハ
E530 E530 E531 E531 E531
-2000 -0 -1000 -2000 -2000
ロング ロング クロス クロス クロス
便所

◎車両概要

 E531系は、常磐線の旧型車両(403系・415系)の置き換え用として、平成17年に登場した。
 この車両は、「人に優しい車両システム」をコンセプトとし、輸送サービスの向上をめざして設計された。

 E531系は、基本編成10両(4M6T)と付属編成(2M3T)の15両編成となっている。
 編成のバリエーションとしては、以下の5タイプが挙げられる。
  A,基+付   15両
  B,付+付+付 15両
  C,基     10両
  D,付+付   10両
  E,付      5両

 現在の通常ダイヤでは、A・C・Eの3タイプで運転されている。
 Dタイプは、笠間deおさんぽ号の回送を兼ねた運転として、通常Eタイプの列車につなげてDタイプにした実績があるらしい。

 制御方式は、VVVFインバーターを採用している。ブレーキは、回生ブレーキ併用電気指令式を使用している。
 保安装置は、ATS-P形・ATS-SN型を搭載している。
 歯車比を6.06とし、最高運転速度は130km/hとしている。
 力行加速性能はE231系と同等しているが、起動加速度を2パターン装備している。

 車体構造は、ステンレス構造となっている。ホームとの段差を少なくするために、E231系よりも床面高さを35ミリ下げている。
 車体の長さは、衝撃吸収構造となっていることから、先頭車19570ミリ、中間車19500となっている。
 しかし、編成同士の連結の関係で、先頭車が中間にくることもあるため、連結面間距離は20000ミリに統一されている。

 出入口は、片側4箇所である。戸閉装置は、リニアモーター駆動型の電気式扉を搭載している。
 また、戸ばさみ検知機能も搭載している。

◎車内設備
 
 基本編成では@AHI号車、付属編成ではLMN号車が、4人向かい合わせの席があるセミクロスシート(写真1)となっている。
 それ以外の車両は、窓を背にむけて座るロングシートとなっている。
  (写真1:セミクロスシート)

 つづく・・・